天井までガラスが張ってある、吹き抜けのラウンジ。
ごく微かに聴こえる音楽と、どの季節に訪れても緑が絶えない窓の外に広がる中庭が、ひとりで時間を潰していても憂鬱な気分にならなくていい。ランチタイムを目当てに来る主婦の集団や、商談をするビジネスマンの流れも一段落した遅い午後。彼女はそんな時間を持て余すように頬杖をつきながら、ため息を一つ漏らす。
…白金台でお茶を飲む事も、青山でお友達とランチをする事も、自由が丘のセレクトショップを探索する事も、最近はなんだかちょっと飽きてきた。 何でもいい。何か…刺激が欲しい…
たしかに人が羨む結婚かもしれない。けれど、夫は遅くまで仕事、仕事……。子供もいない生活では、時間は持て余すほどにたくさんある。そして彼女が選んだ刺激的な日常とは、男の人に抱かれる事。
「風俗」と呼ばれるところにもちょっと興味があったし、ここなら最後の行為は、夫のためだけに残しておける。そんな理不尽な言い訳で、面接に訪れました。
小柄な体に似つかわしくない程に突き出した胸。くびれたウエスト。そして丸く形の良いヒップは、まさに「トランジスタグラマー」。ボディラインに自信があるのか、服装はタイトなものや、短めのスカートを好んで着るようです。ゴージャス感のある彼女との待ち合わせにはちょっとおめかしして来るくらいがちょうど良いかもしれませんよ。
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